こんにちは!エクシール清水です。
コロナウイルスについて、心配な状況が続いていますが、医療従事者の方々は本当に大変な思いをされているかと思います。何か起きてからでは遅いので、一人一人が危機感を持って行動していきましょう。
さて、今回は【サブスクリプション】についてです。
現在、多種多様なサブスクリプションのサービスが全国で利用されています。まずはサブスクリプションがどういったものかをおさらいし、その中でも食品系サブスクリプションに焦点をあてて見ていきたいと思います。
サブスクリプションとは
サブスクリプション(略してサブスクなどとも呼ばれる)とは、商品やサービスに対して代金を直接支払うのではなく、料金を支払うことでその商品やサービスが一定期間利用できるもので、一般的に定額制のサービスや新聞の定期購読などがこれにあたります。
レンタルと似ている部分もありますが、一つの商品やサービスを一定期間利用できるレンタルとは異なり、期間内であれば複数の商品やサービスが利用できるといった特徴があります。
では企業側と利用者側のメリット・デメリットを見ていきます。
① メリット(企業側)
継続的な売上として試算ができる。
例えば、毎月100人の新規登録が集められた場合、年間の利用者は1,200人となります。月額制の場合、利用者×単価で売上の試算ができるようになります。
新規の導入障壁を下げる。
例えば、5万円の商品を買うのは難しくても、毎月500円支払えば同じ商品を一定期間のみ利用できるとしたら、利用のハードルが低くなります。
利用者のデータが取れる。
例えば音楽配信サービスや動画配信サービスの場合、どのアーティストや楽曲、ジャンルが人気であるかを集計できるため、今後どのようなコンテンツを配信するか、またどの内容を削除していくかなど対策が打てるようになります。
さまざまな業種、商材に対応可。
現在、次のようなサービスがあります。(一部)
・気になるおもちゃが遊び放題のサービス(子供向けサブスクリプション)
・毎月本や雑誌・漫画が読み放題のサービス(本サブスクリプション)
・毎月ドラマやアニメ・映画が見放題のサービス(動画サブスクリプション)
・一定期間で色々な車に乗り換えられるサービス(自動車サブスクリプション)
・最新のOfficeアプリが使用できるサービス(Office365)
② メリット(利用者側)
初期費用が抑えられる・お得にサービスが利用できる。
企業側のメリットでもお伝えしましたが、例えば5万円の商品を買うのは難しくても、毎月500円支払えば同じ商品を一定期間のみ利用できるとしたら、最初に支払う金額は1/100で済みます。
また月額1000円で30万曲が聴き放題の場合、1曲あたり0.0033円です。そのため使えば使うほどお得になります。
いつでも解約できる。
解約すれば料金の発生がなくなります。ただし、解約条件は各サービスで異なるので確認が必要です。BtoBは契約期間が定められている場合があるので、こちらも事前に確認しましょう。
「モノ」を持つ必要がない。
サブスクリプションでは音楽や動画、電子書籍などサービスやコンテンツを利用することが多く、また通常購入する時とは異なり、購入のたびに物が増えるというようなことがないので、置き場所や管理も不要です。BtoBで利用するクラウドサービスなどは自社サーバーの必要もありません。
③ デメリット(企業側)
サービス開始直後の利用者数が少ない。
サービス開始直後に多くのユーザーを集めることは難しいので、利益がすぐに出ないことがほとんどです。
常に最新のコンテンツ、機能改善の必要がある。
最新のコンテンツや自分に興味のあるコンテンツを常に供給しなければ、すぐにサービスの離脱へと繋がります。またBtoBではお客様サポートを行い、解約率を下げるようにしていく必要があります。
ブランド価値低下のリスクがある。
メリットの部分でお伝えした自動車のサブスクリプションを利用すると、普段乗れないような高級車が通常の価格よりも安価で利用できるため、ブランド価値が低下する恐れがあります。
④ デメリット(利用者側)
使わなくても料金が発生する。
月額制の場合、サービスを利用しなくても費用が発生します。利用しなくなったものはすぐに解約をしましょう。
使わない機能、興味の無いサービスも含まれている。
一部のジャンルにしか興味が無い場合、ほかのジャンルは全く利用しないとなると非常にもったいないです。本当にそのジャンルだけの利用で良いのか、無料期間が設けられている場合はしっかり吟味して、サービスを利用しましょう。
利用をやめるとコンテンツやサービスが利用できなくなる。
利用をやめると、今まで視聴していた音楽や動画、その他提供されていたコンテンツやサービスなどが利用できなくなります。
費用がかさむリスクがある。
1つのサービス自体が安価で導入しやすいため、複数のサービスを契約する可能性があります。結果的に費用がかさんでしまうリスクがあります。
食品系サブスクリプション
では本章では食品系のサブスクリプションの例を見ていきます。
① Reduce Go
まずはReduce Goです。こちらは食品ロスについての記事でもご紹介したサービスです。飲食店で余ってしまった食品を月額制でテイクアウトすることができます。
飲食店にとっては食品ロスを減らすことにつながり、また利用者にとってはお店の食事を格安に利用できるメリットがあります。
- 月額1,980円
- 毎日2回まで注文可
- 現在関東エリア、名古屋エリアに対応(加盟店一覧はこちら)
② Oisix
安全でおいしい野菜や果物、調味料などを自宅まで届けてもらえるサービスです。食材単体だけでなくミールキットなども販売しており、レシピを考える手間が無くなります。
- 月額5,300円~
- 食材の種類4,000品目以上
- 選べる3種のコースあり(例:KitOisixはこちら)
③ snaq.me
保存料などの保存期間を延ばすような人工添加物を使用していない100種類を超えるおやつの中から、おやつ診断によって選ばれた8種がポストに届くサービスです。どんなおやつが入っているかのワクワク感や、自分好みのおやつ、また流行りの「映える」パッケージなどが特徴です。(私もおやつ診断を試しにやってみましたが、とてもおいしそうで食べてみたいおやつがたくさん出てきました!)
- 1箱1,980円(4週に1度の場合)
- 小分けされた8種のお菓子が届く
- 組み合わせは1,000億種以上
④ coffee mafia
月額の会費を支払うことで、1杯300円のラージコーヒーを無料で飲めたり、対象ドリンクを値引きして注文したりできるサービスです。カフェで仕事をされる方や何度もカフェに行く方は、利用するほどお得になります。
- 月額3,000円~
- 現在東京2店舗(飯田橋、西新宿)
まとめ
いかがでしたでしょうか。サブスクリプションは私も含めて、すでに利用されている方が多いと思います。メリットが多い反面、いつの間にか費用が多く発生している…なんてデメリットもありますので、自分が今利用しているサブスクリプションの内容を改めて確認するのも良いですね。また食品系については、問題となっている食品ロス削減に貢献できるものもあるので、利用店舗や利用者が増えていくといいなと思います。
企業にとってはサブスクリプションのニーズが高まる今、自社商品・サービスを利用してもらう入り口としてうまく活用していけると良いですね。
◇参考サイト
Ferret
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