こんにちは、エクシールの鷲見です。
先日、夕方の情報番組を観ていたときに印象に残ったお話がありました。
愛知県にあるコンビニエンスストアが、自宅で余っている食品の寄付を受け付けるフードドライブという取り組みを行っているというものです。
今回は、このフードドライブとその先にあるフードバンクについて詳しくお話をしていきたいと思います。
食品の支援を目的としたフードドライブ
児童養護施設や民間シェルター、路上生活を強いられる方など様々な理由で生活困窮状態になってしまった方への食事の支援を目的として、食品を寄付する活動があります。
食品は企業や家庭から集められます。その後は福祉施設や支援団体へと寄付され、支援が必要な方のもとへ届きます。
この寄付のために、家庭から食品を集めるための方法のことをフードドライブといいます。
フードドライブ活動は主に学校や地域のイベントなどで行われ、各家庭から余った未開封の食品が持ち寄られます。冒頭でご紹介したコンビニも、寄付を受け付ける窓口として設置されました。
必要な人へ食品を届けるフードバンク
フードドライブなどを通して集められた食品を受け取り、福祉施設や支援団体へと配る活動のことをフードバンクといいます。
団体によっては、個人への直接的な支援を行っている場合もあります。直接の支援を行うためには、支援団体との連携や専門的な知識が求められます。
寄付できる食品
基本的に以下のような条件を満たした食品を寄付することが可能です。
寄付することのできる食品の条件は以下の通りです。
寄付できる食品の条件
・未開封で外装に破損がないもの
・賞味期限が明記されているもの
・成分表示、アレルギー表示があるもの
・賞味期限が1か月を切っていないもの
食品の例
・缶詰
・レトルト、インスタント食品
・お米やパスタ
・加工食品
・防災備蓄食品
・調味料
・日持ちのするお菓子
設備によっては、野菜や果物のような生鮮食品を受け付けている団体もあります。
また、フードバンクは食品の製造業や卸売業、農家など食品関連企業などからの寄付も受け付けています。
企業が行える食品寄付の例
・印字ミスや外装の傷などにより販売はできないが内容には影響のない食品
・過剰在庫となった食品
・販売期限切れの食品(賞味期限には余裕がある)
企業からの食品はロット単位で管理をする場合が多いため、万が一にも食品の移動状況を把握できるトレーサビリティを確保しておく必要があります。
まとめ
使い切れない食品を必要とする方の元へ届けるのがフードドライブ、フードバンクという取り組みです。本来であれば廃棄されていたかもしれない食品が、誰かの手に渡り消費されるため食品ロスの削減にも繋がります。
個人から企業まで、全員が対象となって参加できる点がこの取り組みの良さだと思います。
日々の生活の中でできる支援でもあるため、できることから始めて活動を広げていくことが大切ですね。
私自身も、積極的にフードドライブ及びフードバンクを活用していきたいと思います。
<参考>
全国フードバンク推進協議会:https://www.fb-kyougikai.net/
日本フードバンク連盟:https://foodbanking.or.jp/
セカンドハーベストジャパン:https://2hj.org/recipient/individualuse.html
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