まるで人肌、リアルな感触を再現する造形用樹脂

人肌®のゲルは人肌そっくりのやわらかさが表現できる二液硬化型の超軟質ウレタン樹脂です。
これまでユーザーレベルでの造形が不可能だったやわらかい感触を実現できます。

・今までにないようなもっともっとやわらかいスクイーズが作りたい…
・模型やモデルをよりリアルな感触で作りたい…
・好きな形、好きな量で自分でも簡単に作品を作れるようにしたい…

特　徴

人肌そっくりのやわらかさ

まるで赤ちゃんの肌のような超軟質造形用ウレタン樹脂です。もち肌のような手触り感とやわらかさ、触ったら飽きのこないといった感覚を楽しむことができます。

選べる2つの硬度

硬度0（やわらかめ：ほっぺた）硬度7（ふつう：肩）の2種類のやわらかさがあります。
作成したいものに合わせてお選びいただけます。

【硬さを比較】

各硬度について、触り心地と圧縮試験機での比較をしました。

【べたつきを比較】

硬化後の人肌のゲルは粘着があります。各硬度についてどれくらい粘着（べたべた感）に差があるのか比較をしました。

泡抜けが抜群

泡抜けが良く、透明度の高い仕上がりになります。
泡が入りにくく、常温で固まるため扱いやすいです。

よりリアルな製作が可能

人体模型・保護パットなど医療用触診モデルの材料や、オリジナルの雑貨やスクイーズ・フィギュアの材料として最適です。

こんなものが作れます

スクイーズやフィギュアなどいろいろな形のものを作ることができます。
ゲル自体にも着色が可能でオリジナルの雑貨が作れます。

【動画でチェック】

作製方法

作製時に用意するもの

電卓

小数点以下まで量れる
デジタルスケール

混ぜる時の容器と棒
（使い捨てのもの）

ゲルを流し込む型

★あるといいもの★
手袋やエプロン

製作環境について

人肌のゲル原液はデリケートな素材のため、環境によっては硬化不良が起こる可能性があります。製作は下記環境にて行ってください。

※室温の下がりやすい冬場、また梅雨など湿度が高くなる季節はご注意ください。

作製方法

① 混合比率（重量比）＝「主剤1：硬化剤1」の割合で主剤に硬化剤を添加します。

② ①で混合した樹脂をムラなくしっかりと混ぜ合わせます。

③ 混ぜ合わせた樹脂を型へ静かに注ぎます。
　常温（20℃以上）では24時間以上、100℃では約1時間で硬化します。
硬化時間は環境により異なります。

④ 硬化を確認の上、型から外します。
人肌のゲルは粘着性を持っているので、粘着が支障となる場合は付属のタルク粉をまぶすか、
別売りの表面コート剤の使用をおすすめいたします。※タルク粉をまぶす場合、透明感は弱くなります。

■作製上の注意事項
※未開封の状態でも劣化しますので、ご購入後はお早めに使い切ってください。
※白っぽく濁ってきた硬化剤は劣化しておりますので、使用しないでください。
※原液の樹脂は水分と反応しやすいため、湿気や型材などから出る水分によって硬化不良を起こす場合があります。
※混合比の誤差は1wt%以内で行ってください。
※型材は、金型、FRP型、シリコーン型、樹脂型が利用できます。木型、石膏型は使用できません。
※着色をする際は別売りの専用顔料をご使用いただき、添加量は主剤の重量比1%以内にしてください。
※着色する場合はあらかじめ主剤に顔料を加えて混ぜた状態の質量に硬化剤を加えてください。
※硬化後の作製物は可塑剤を含んでおり、染み出ることがありますので十分ご注意ください。
※紫外線によって溶解や黄変、変色する場合があります。直射日光、高温を避けて使用・保管してください。
※作製の際には同梱の説明書をよく読んでお使いください。

■取扱い上の注意事項
※人肌のゲルは衣類に付着すると落ちません。汚れてもよい服かエプロンの着用を推奨します。
※肌に付着すると肌荒れを起こすことがあります。手袋を着用して作製してください。
※着色をする際は別売りの弊社専用顔料をご使用ください。他社製の顔料を使用すると硬化不良の原因となる場合があります。
※顔料は主剤に対して1%以上入れると硬化しないことがあります。
※白っぽく濁ってきた硬化剤は劣化しておりますので、使用しないでください。
※原液の樹脂は水分と反応しやすいため、湿気や型材などから出る水分によって硬化不良を起こす場合があります。
※硬化後の作製物は、熱や紫外線によって溶解や黄変、変色する場合があります。直射日光、高温を避けて使用・保管してください。
※粘着があるため、接触面の塗装などを剥がす恐れがあります。
※本品は可塑剤を含んでおり、染み出ることがありますので十分ご注意ください。

型材の適合について

型材は、金型、FRP型、シリコーン型、樹脂型が利用できます。木型や石膏型など水分が含まれているような材料の型はご使用いただけません。また、金型、FRP型、樹脂型には離型剤をご利用ください。

※シリコーンはメーカーによって適合しないものがあります。上記以外は確認後の使用をおすすめします。
※離型剤を型に塗った場合は、よく乾かしてから人肌のゲルを流し入れてください。
※離型剤の適合例：信越シリコーンバリヤーコートNO.7（弊社品番：HO00-40024）

着色について

エクシール製の専用顔料で着色できます。「主剤に顔料を混ぜて」硬化前に着色するか、「表面コート剤に顔料を混ぜて」硬化後の作製物に着色してください。

保管・廃棄について

保管する際は、密栓のうえ、乾燥した冷暗所に保管し、開封後は1週間以内に使い切ってください。
未開封でも樹脂は劣化します。劣化した樹脂は硬化不良を起こす可能性があるため、購入後はお早めに使い切ってください。

廃棄方法は3パターンあります。

1）樹脂を硬化させて不燃ごみとして廃棄する
手順通り主剤と硬化剤を混ぜて硬化させ、硬化したゲルを不燃ごみとして廃棄してください。

2）樹脂を布に染みこませて廃棄する
どちらか一方の樹脂を少量廃棄する場合は、残っている樹脂をいらない布に染みこませて可燃ごみとして廃棄してください。

3）エクシールに廃棄を依頼する
量が多い場合や捨て方がわからない場合は、送料をご負担いただき弊社までお送りください。代わりに廃棄をさせていただきます。（※事前連絡必須です）

▼樹脂の入っていたビンなどの廃棄について
自治体によっては不燃ごみとしての廃棄や専門業者による引き取りの必要があります。まずはお住まいの自治体にゴミの分別方法についてお問い合わせください。その際、「レジン（樹脂）が入っていたビンを廃棄したいが、使い切ったもののレジン（樹脂）が残ってしまっているためどのように廃棄したらよいか」とお問い合わせいただくとご理解いただけるかと思います。